うちの柴犬、なんだか周りの子よりドンドン大きくなっちゃってるけど
大丈夫なのかな!?
この子はなんだか小さめ・・・柴犬なんだけど・・・もしかして豆柴!?
柴犬を飼ったけどその子の体重が重すぎるのか軽すぎるのか、食事の量は足りているのかもっと必要なのか、けっこう心配になりますよね。
今回は柴犬の体重やご飯の量の判断に困っている方のために、役立てる内容を書いていきたいと思います。
photo by David Offf
柴犬の体重
まずは気になる体重のお話から。
柴犬の標準体重
一般的に柴犬の標準体重は
オス: 8–11 kg
メス: 6.8–9 kg
と言われています。
でもこれって「展覧会」目的の「ブリーディング(繁殖)」の目安で考える数値なので、この数字に当てはまっていないからといって「柴犬じゃない!」というわけではありませんし、とくに太りすぎだったり痩せすぎでもないのに「不健康で今すぐ改善の必要がある!」ということでもないのでご安心くださいね!
標準体重からかなり外れちゃってるけど・・・
人間を育てていても動物を育てていてもその子がちゃんと成長しているのか、太りすぎや痩せすぎで病気になってしまわないか、心配になるものです。
でもそれは、その子への愛情の現われ。
このページを見てくださっているということはあなたが飼われている柴犬に対してちゃんと愛情をもって真剣に考えてあげれているということなんですね。
photo by Taro the Shiba Inu
人間の子供の場合はその両親の体格や、祖父母や親戚の体系でその子の体格などを予想したり判断する事ができますね。
実はこれは動物も同じで柴犬の場合は日本にもともといた土着犬を一つの血統種として固定させているのでその先祖犬のDNAの影響が多少出てきたりもしているんです。
例えば同じ日本人でもとても小さい人ととても大きい人がいたりするのと同じように、柴犬一頭一頭の大きさに違いがあって当たり前なんですね。
大事なのはその子の適正な体重を知ること!その柴ちゃんが理想体型なのか、痩せすぎなのか、太りすぎなのかを知る事ができる簡単チェック法があるので、ぜひ試してみてください♪
理想体重、簡単チェック法!
photo by deb@deb-gray.com Gray
わんちゃんの理想的な体系は上の図を参考にしてチェックします。
- 横から見たときにウエストの凹みがきちんと見えていて
- 犬を上から眺めてみた時にきれいなヒョウタン型をしている。
この状態が理想的です。
しかし、柴犬は毛の多さでカモフラージュされて見ただけでは判断しにくいので、柴犬の体を両手で両脇から触ってチェックしてみます。
その時に、あばら骨が薄っすらと感じ取れるくらいなら体重が15kgあろうが、6kgしかなかろうが理想体型です!
あんまりあばら骨がゴツゴツ触れてしまうようなら、例え10kg超えでも痩せすぎです。
あばら骨も感じ取れず、横から眺めてみても、上から眺めてみてもウエストの凹みがなくて真っ直ぐだったり、ヒョウタン型ではなくてツチノコ型になっている場合は、例え8kgでも太りすぎです。
こちらの動画は英語ですが、画像でわかりやすくなっているのでご覧になってみてください。
ちなみにこのチェック法は「ボディコンディションスコア」というのですが、動画の「3」が理想的な犬の体系、「2」は痩せ気味「1」は痩せすぎ。
反対に「4」は太り気味「5」は太りすぎです。
体重管理のための食事の量など
上記の簡単チェック法で確認してみて、痩せすぎや太りすぎだった場合は食事の量や運動などで改善してあげましょう!
理想体型だった場合
photo by PROYuya Tamai
文句なしに理想的なヒョウタン型だった場合は、標準的な柴犬の体重からかけ離れていたとしても心配要りません♪
食事の量も、運動も、今のままで大丈夫です。健康のためにその状態を維持していけるといいですね!
痩せすぎだった場合
あばら骨がゴツゴツしちゃって痩せすぎな場合は食事の量を増やしてあげましょう!
・・・と言っても、うちの子はあんまり食べないのよ~!という方もいらしゃると思います。
そういう場合はこちらの項目も試してみてくださいね!
- カリカリご飯だったら違う種類を買ってあげてみる
販売店によっては、お試しサイズの小袋がもらえるところもあるのでそういったもので食べてくれるか試してみると経済的ですね♪
- カリカリご飯に、缶詰ご飯やチーズ、牛乳などを少量混ぜる
缶詰ご飯は食べてくれる子がけっこう多いと思います。チーズや牛乳も好んでくれる場合が多いので味が少しつく程度、気持ち「ふりかけ」くらいを混ぜてあげると食べっぷりが変わってきます♪
- オヤツの量を少し増やしてみる
オヤツの量を増やす場合は栄養に偏りが出てしまうと良くないのでなるべく柴ちゃんに健康志向なものをあげたいですね。
あとは運動を減らす・・・というのも一つの手ですが、運動を減らすことによってストレスが溜まったり、筋力が落ちたり・・・と、他の部分に支障が出てしまう可能性があるので
あまりオススメしません。
逆に、運動を増やしてお腹を目いっぱい減らしてからちょっと多めのご飯をあげたりすると食べっぷりが良くなることもあります!
こういった努力を重ねても柴犬のガリガリ度が改善しない場合は、もしかしたら内臓の疾患が隠れているかもしれないので早めに獣医さんに診てもらう事をオススメします。
太りすぎだった場合
見た目でも触ってもツチノコ型のまぁるい体系だった場合は、病気を防ぐためにダイエットが必要です!
- オヤツを止めるか、量を減らして、遊ぶ時間を増やしてあげる
オヤツを止める・・・というのは結構大変な事ですがオヤツの代わりに一緒に遊ぶ時間を増やしてあげるとコミュニケーションも増えて、運動不足からくる柴犬のストレスも解消されます!
- 散歩の時間をもう少し長めにとる
太っていると歩かない事もあるので柴犬の無理のない範囲で少しずつ距離を増やしていくといいです。
あと、夏場は暑いので涼しい時間に数回に分けて行ってみてもいいかもしれません。
- ダイエット用のカロリーが低いフードに切り替える
- フードの量を減らす
あとは、獣医さんに適切なアドバイスをもらえると安心ですね!
まとめ
柴ちゃんの体重管理は柴ちゃんの一生を左右します。痩せすぎでも、太りすぎでも病気にかかる可能性が高くなるので理想的な体重を目指したいですね。
うちは保険に入ってるから病気になっても大丈夫!という方もたまにいらっしゃいますが・・・犬が病気になると本当に大変です。。
犬自信も辛くて大変ですがその看病も大変ですし、通院・治療で本来柴ちゃんと遊べる時間も削られてしまったり、保険が利くといっても交通費やその他で出費もあります。
大切なワンちゃんと共に精神的にも、時間的にも、経済的にも負担がかかってくるので、やはりそういった病気の予防の第一歩である日々の体重管理はとても大事ですね。
ちなみにうちの犬はご飯をあげても野良犬にあげてしまって自分はあまり食べない・・・を繰り返して痩せ型でした。。
野良犬をいくら追い払っても来るし、肝心の我が家の犬は、野良犬(お友達)が来るのが楽しみらしくて自分のご飯を食べられても怒らないし(野良猫にまであげてましたから^^;)
で悩んだ末、逆にフードを一回分あげないで運動させてお腹を空かせて食べたくてしょうがない状態にさせてからフードの量を増やしてあげてみることにしました。
それまではいっぺんに全部食べないでちょこちょこ食いで猫みたいな食べ方だったんですよね^^;
だから、フードがいつまでも残って野良犬や野良猫が来ちゃってたんです。あと、オヤツの量も増やしてからは少しずつ肉付きが良くなってきました。
こういったコントロールは犬自信にはできないので飼い主が上手く調節してあげたいですね♪