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牛乳は体に悪い!?実はビックリ!自然からかけ離れた現状

更新日:

近年になって、牛乳の健康への良し悪しが話題になっていますよね。

今まで完全な栄養食品だと教えられて一生懸命飲んだのに、今になって常識がくつがえされるの~!?

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でも、否定派の意見って感情論が混ざっているというか、ちゃんとした話し合いが通じなさそうな感じもするし・・・研究者によっても医者によっても意見が分かれていたりする・・・。そんな現状で判断に困っている方も多いのではないでしょうか?

このタイトルを見て、え!?牛乳は自然のものでしょ?どうして自然からかけ離れているの?と思われた方も多いはず。

今回はその謎や、広大な牧場地で昔ながらの牧畜業を目の当たりにした経験も踏まえて検証していきたいと思います。

牛乳は体に良い?悪い?

巷では

人間だけが成人になっても乳を飲んでいる

という話がよく流れていますが、

まぁ人間は自ら酪農を行うことができるからそうなのであって、実際には犬でも猫でも豚でもサルでも、大人になったといっても、牛乳やヤギ乳などをあげればたいていは喜んで飲みます。

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photo by TheGiantVermin

チーズも好きですしね。ヨーグルトも良く食べます。

動物は自ら酪農ができない環境なだけで、例えば絞った乳をバケツに入れて放っておけばたちまち犬や猫に飲まれてしまうでしょう。

牛の赤ちゃんをあそこまで大きく成長させる飲み物ですから、当然栄養も豊富、そして加工すれば美味しい食べ物に変身もします。

牛乳はそういった意味ではとても便利だし、特に栄養不足だった昔の生活には当然貴重な栄養源だったことはうなずけます。なので、本来は牛乳は悪いものではないはず!でも体に悪いって?ガンになる?どうして?

それは、昔と現在の生産過程の違いから生み出されてくる可能性があるのです。

昔と今、生産過程が全然違う!

牛は基本的に人間と同じでメスの牛が妊娠、出産してはじめて牛乳が分泌されます。その中で、分泌量が多いメスもいれば、ほとんど出なくて違う牛の乳を子牛にあげないといけないメスもいます。

これは、出産経験のある女性なら身をもってわかるはず!

欧州や世界では昔から、出産後の授乳期の母牛から牛乳をおすそ分けしてもらっていました。

昔ながらの自然牧畜

子牛は日中、母牛にベッタリくっついてお乳を何回も飲み、夜は母牛と一緒に寝ます。

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photo by jenny downing

人間でもそうですが、お乳の分泌量は起きたばかりの早朝が一番いいので、朝目覚めた子牛が飲む前に乳房に溜まったお乳を搾るのです。

こちらでは乳絞りのときは母牛と子牛を側に置いて絞ります。人間でもそうですが、そうすることでお乳がよく分泌されるホルモンが出て、たくさん牛乳を搾ることができるんですね。

でもこの搾乳って人間の授乳期のケアでもやったりしますが、今は便利な機械や道具があるので比較的ラクかもしれませんが、そんなものがなくて手でやらないといけないとなると、本っ当に重労働なんです。

人間でも大変なのに大きな牛の乳搾りなんてとても大変!一頭の乳房を絞るのに何十分も腰を曲げて絞ります。牛は一頭につき4つありますからね。手伝ってくれる人がいたとしても10頭もやったら本当にヘトヘトでしょう。

それでも、分泌量が少ない牛もいる季節によってはエサ不足や体調が優れない時もあるので
いつも大量に牛乳が手に入るとも限りません。(現に今、我が家の周辺は牛乳不足です~;;;)

今でこそ一年中牛乳はありますが、冷蔵庫もなかった一昔前はたとえ牛乳生産国であったとしても毎日必ず手に入ったわけではない、ということはご想像に容易いですね。

現在の人工牧畜

さて現在はどうなのかと言いますと、牛の誕生から肉になるまで、全て人工的と言ってもいいかと思います。

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photo by Morten Just

自然牧畜の方法では、広い牧場に放牧しながら雄牛と雌牛の自然交配によって妊娠しますが、人工の場合、雌牛は雄牛との交配ではなく、人工授精によって妊娠します。雄牛と雌牛が交配することは一切ありません。

しかも、自然牧畜では雌牛が3歳くらいになって体が成熟してから妊娠を促しますが、人工の場合は1歳前後で早々に妊娠させてしまうのです。

はじめて妊娠・出産を終えた雌牛はお乳が分泌されますが、子牛は直接お乳を飲めません。母牛と子牛は引き離されます。

でも、出産後一週間弱の初乳は子牛にとってとても大事な栄養が詰まっているので、絞ったお乳を哺乳瓶などで与えられます。その一週間弱の後は、私たちが店頭で買う牛乳のために大抵朝夜、約一年弱の間搾乳されていきます。

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photo by Phil Greenhalgh

朝夜ってね、キツイですよ。普通は子牛が朝晩関係なく頻繁にしゃぶりついて飲んでいるのに朝晩だけなんてお乳パンパンで痛いはずです。

まぁ、それだけで「牛乳は良くない」と言ったらただの感情論で終わってしまうので言いませんが、ここで問題なのが出産後3ヶ月以内にまた人工授精で妊娠させられるということです!

人間でもそうですが、授乳期はホルモンの関係で妊娠しにくいんです。でも妊娠させちゃう。毎日大量の牛乳を搾りながら。そういう牛になるように繁殖させられて改良されてるんですよね。自然ではそんなこと起こりません。

私たちが店頭で買う牛乳のほとんどは、妊娠中の牛から搾乳されたものなんです。

人工牧畜の弊害

妊娠中は、妊娠を維持させて子牛を成長させるために女性ホルモンがいっぱい出ている状態ですね。(出産経験がある方はよくご存知のはず)

牛乳にも当然その妊娠期の女性ホルモンが入ります。牛乳は牛の血液ですからね。牛の女性ホルモンは人間の女性ホルモンと同じなので、よく言う人工のホルモン剤なんかとは違ってダイレクトに働きかけることができます。

ちなみに女性ホルモンは熱に強いので沸騰させたからといって消えるものではありません。

つまり・・・成長期の男の子が身長を伸ばしたくて牛乳をたくさん飲むということは、本来は女性ホルモンが少なくならなければいけない時期に、女性ホルモンをたくさん摂取しているということになってしまうんです・・・

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それだけではなく、女の人が女性ホルモンを過度に摂取すると子宮や甲状腺、乳ガンなどの疾患にかかる可能性が高くなり、男の人が女性ホルモンを過度に摂取すると、乳房が膨らんできたり、男性器が萎縮したり、つまり女性化・・・のようになります。

そして肝臓、腎臓にとても負担がかかり、血栓症や糖尿病にかかりやすくなるという副作用もあるんです。

男性の場合は特に男性ホルモンとのバランスが崩れて、たとえ女性ホルモンの摂取をやめたとしても起こってしまった変化(男性器の萎縮)などは直りません。

妊娠していない牛からの牛乳ならそういった女性ホルモン過剰にはならないのですが、現在の日本で店頭で牛乳を買うとしたらそういう牛乳を探すのはほぼ不可能だと思います・・・。

・・・・と、いうことでまとめていきます。

まとめ

  • 現在の日本の酪農は、妊娠・出産・授乳を自然にまかせる方法ではなく、全て人工的に操作している人工牧畜です
  • それによって、ほとんどの牛乳は妊娠中の牛から搾り取られています。
  • 妊娠中は血液中にたくさんの女性ホルモンが分泌されるので、妊娠中に搾乳された牛乳にも女性ホルモンがたくさん入っています。
  • 女性ホルモンの過剰摂取は
    女性・・・婦人科系の疾患にかかるおそれ
    男性・・・女性化、肝臓腎臓などへの負担や血栓症や糖尿病のおそれ
    という副作用があります。

でも牛乳は美味しいし、チーズやヨーグルト、その他の加工品もとても美味しいです。

それをやめるとなると今度はストレスの弊害がでてしまうでしょうから「健康食品」ではなく「嗜好品」として、例えば一日一杯程度に抑えるだとか、飲みすぎ、食べ過ぎてしまったらしばらくやめておくとか、ちょっとした意識がけでも全然違うと思います。

ちなみにブラジルにはまだあまりこの人工牧畜が入ってきていません。

基本的にはみんな自然牧畜でやっています。でもいつか人工になっちゃうのかな~。。。ブラジル人たちは自然のものを好むので人工法はあまり受け付けないと思うんですけどね。管理も大変だし。個人的には色んな意味で不健康なので人工法は広がってほしくないです・・・。

 

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