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コーギーの飼いやすさは?牧場地で暮らしながら考える性格と特徴

更新日:

顔がおっきくて、胴が長くて、手足が短い特徴が魅力的なコーギー。

コーギーをこれから飼いたいと思っている人も、既に一緒に暮らしているコーギー飼いさんも、コーギーの性格や特徴には、もともと牧畜犬としての性質が色濃く残っているということはご存知だと思います。

しかし実際に広大な牧場地で生活してみたり、放し飼いになっている牛と追いかけっこしたり、という経験をした事がある人はあまりいないでしょう・・・

コーギーという犬の性格や特徴が作られる背景は本を読んだり、ネットで調べたりしながら知識としては知る事ができますが、実際にどんなものなのか・・・というところまではあまり分からなかったりしますよね。

コーギーが牧畜犬として働いていた背景がよくわからないと一緒に暮らす上で、どうしてコーギーがそういう行動をするのか、それをどういう風に理解してあげればいいのかということもわからなくなってしまいます。

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そこで今回は広大な牧場地に暮らして、放し飼いの牛と追いかけっこをしたりもしている私の経験を混じえながら、コーギーという犬種の性格や特徴の背景やそれを含めて、どういう人が飼いやすいのか・・・ということも掘り下げていきたいと思います。

photo by Daniel Stockman

ウェルッシュ・コーギーをもっと知りたい!

性格・特徴

まず、一般的に言われているコーギー性格や特徴を見てみましょう。

コーギーを紹介しているところでは、たいていこの様に書かれています。

 性格

  • とても活動的(運動量が多い)
  • 頭がいい
  • 社交的
  • 牛追いの性質から、足に噛み付く習性が残っていたりする

身体的な特徴

  • 胴が長い
  • 足が短い
  • 尻尾がない

端的にわかりやすくまとまっていますけど、これでは教科書に載っているフレーズみたいであまりよくわかりませんよね。

要は私たちがコーギーを飼う上で求めているのは、特徴をただ丸暗記して覚えたいのではなくてコーギーの性質を感覚的にもっとよく理解したいわけです。

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そこで、コーギーの故郷ウェールズではなくブラジルですが、条件的には似通っている(気候以外ね)土地での暮らしや牛たちとの関わりの中から、コーギーの性格形成や特徴が出来上がる背景を見ていきましょう。

とっても広い牧場地、そこでの牛追い

私が住んでいるところは庭が7ヘクタールあって、その周りも牧場に囲まれています。

↓これは我が家からの眺め。

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コーギーの故郷、ウェールズにもなんとなく似ていますね↓

Rolling farmland on the edge of Snowdonia National Park, nr Ysbyty Ifan, County Conwy, North Wales, UK, October 2008

Rolling farmland on the edge of Snowdonia National Park, nr Ysbyty Ifan, County Conwy, North Wales, UK, October 2008

我が家周辺はほとんど平らですが、車をちょっと走らせるとこのウェールズみたいな丘っぽい山もあるにはあります。

7ヘクタールというと甲子園球場5~6個分くらいになるらしいのですが、これでもブラジルでは「シャカラ(小さな畑)」と呼ばれていて「ファゼンダ(牧場・農場)」とは呼んでくれません。

ちなみに我が家の隣の敷地は50ヘクタールくらいあり、ディズニーランドくらいの広さなんですが、それでも「シャカラ(小さな畑)」呼ばわりされています(笑)

ディズニーランドくらいの広さが「小さい」という、日本では考えられない感覚ですね^^;

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「ファゼンダ(牧場・農場)」と呼んでくれるのはだいたい100ヘクタールくらいからみたいです。(ディズニーランドとシーを合わせてやっと・・・くらいでしょうか)

この様な広さの場所で生活していて感じるのは「とにかく広すぎて人の力では管理しきれない!」って事ですね。

その広い敷地を、もちろん用途別に柵で分割して牛や馬や家畜を放つんですが、それらの家畜をまとめたり、脱走や迷子にならないようにする大変さは並大抵ではありません。

多くの場合はカウボーイを雇って、馬で鞭を振って牛を集めたりもしますが中にはこんなツワモノもいたりします↓

https://youtu.be/50MbPACZF-4

おわかりでしょうか・・・?

ヘリで牛追いしています^^;

もはや広すぎて移動することすら大変だから空から手っ取り早くまとめちゃおう!という作戦ですね(笑)

このヘリでの牛追いはエコじゃないし、危なっかしすぎるからやめて欲しいですが、きっとスリルを味わいながら楽しんでいる感もあるんでしょうね(笑)

もはや趣味の範囲と言ってもいいのかもしれません。

まぁ、ヘリは燃料費やメンテナンスがあるので、大抵はカウボーイが馬に乗って追ったり、犬を使っていると思います。

牛追いは楽しいけど大変!危険な場合も?

動物と接するのって楽しいです。

我が家の敷地には今ブタしかいませんが、よく隣から脱走してくる牛や馬やヤギなどと追いかけっこしたりもします。(うちでは畑をやっていて作物を荒らされると大変なので)

そういった子達を追いかけるのは、日本の都会育ちの私達にとっては非日常的だし、なんだか「生きてる」感がして旦那も息子も楽しんでいるんですが・・・やっぱり、かなり体力を使うのと、危険も伴います。

あの大きな体の動物はやっぱり行動範囲が広いし、ちょっとでもぶつかっただけでも怪我の原因になるんですね。

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↑我が家に脱走してきた馬

あと牛や馬にも色々な性格があって、群れを離れたり言うことを聞かない子、暴れっぽい子、こちらの考えを見透かして一歩先をいく子・・・など様々います。

そして我が家に脱走してくる牛を追っていて思うのですが、そうやって脱走する子は、けっこう積極的だったり、自分自身で判断して行動していたり、人を見下している子もいたりするんですね~。

反対に、従順に「柵」というものから絶対に出ない子もいますし、脱走した子を見て「じゃあ私もー!」とついていく牛たちもいたりします。まるで人間社会を見ているみたいですね(笑)

そんな様々な牛たちを群れから外れたら吠え立てて戻し、主人が導きたい方向に牛を追い立てて移動させる牧畜犬はまるで人間界でいう「警察」のようです。

牛追いの目線からコーギーを見てみよう!

そんな牛追い目線からコーギーの性質を見てみると、色々納得できる部分がとても多いんですよ。まず

  • 活発で運動量が多い

16061702239_42dc074746_kphoto byAustin White

これは言うまでもなく、とても広い牧場を自由に動き回る牛を追いかけるために絶対に必要ですね。

牛を追う経験から言うと、逃げる牛を1頭追いかけて柵に誘導するにも、軽くサッカーをしたような運動量にはなります。

牧畜犬が誘導するのは群れですから、運動量はその何十倍にはなるでしょう。

そのように、いつも広~~い牧場を牛と追いかけっこできるだけの体力が求められて繁殖されていますから、通常の歩くお散歩朝夕1時間・・・程度では、体力を持て余してストレスが溜まってしまうかもしれません。遺伝子的にも、運動不足で太りやすくもなりそうです。

通常のお散歩+αの運動があるといいですね。

例えば、ドッグランで走らせてあげたり、一緒にフリスビーやサッカーで遊んだり、体力的にキツイならラジコンカーなんかで追いかけっこしてみてもいいかもしれません。(ラジコンカーがお陀仏になるかもですが^^;)

  • 頭がいい

9191315282_3374c6586b_kphoto byDaniel Stockman

牛の群れを追うには、頭のよさも必要です。

ある程度の人間の指示はあるでしょうが、

どうしたら目の前の牛が動くか

どうしたら自分が怪我をせずに上手く誘導できるか

・・・などの駆け引きがとても大事で、一歩間違えてしまうと大事故が起きたり、群れが散ってしまって余計に仕事量が増えてしまったりもするからです。

前にうちにいた犬で、教えてもいないのに自分でヤギの群れをまとめて一人で誘導してしまった犬がいたんですが、そういうキレのよさを元々持っている犬はかなり重宝がられたでしょうね~。

逆に言うと、コーギーはその様に状況判断がしっかりできるほど頭がいいので、しつけもきちんと教え込んであげたりして、頭を使わせてあげながらコミュニケーションを深めると更に充実したコーギーライフになりますよ♪

  • 社交的

8525160793_470e172c80_kphoto byDaniel Stockman

うちでは一頭の牛が脱走してくると3~4人くらいで相手をしています。

1人だと牛の方が足が速いから逃げられるし、2人でも隙が多すぎて逃げてしまう。3人だとある程度牛を包囲しながら追うことができて、4人いるとだいぶ安心かな・・・という感じです。

牛の群れを追うコーギーも単独で・・・ということはないでしょうから、他の犬とのコミュニケーションも上手くないとやっていけません。なので、繁殖する際には社交的な子を優先的にしていたと思います。

コーギーはそういった遺伝子を持っているので基本的には社交的ですが、これは育て方にかなり影響されてくるので一概に言えませんね。

コーギーの社交的な部分を伸ばしたいなら他人や他の犬に慣れ、社会に順応できるように、子犬期から社会化の訓練をさせてあげてください。

子犬期の「社会化」とワクチン前のお散歩については別記事でも参考になさってくださいね。

  • 足に噛み付く習性が残っている

8526340508_a02f811dce_kphoto byDaniel Stockman

牧畜犬の牛追いってそんなに大変なの?吠えながら周りを走ってればいいんでしょ?

なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それがそうもいかないんですよ。

彼ら(牛たち)は意外に自分より弱いものをナメていまして、一頭の牛に3~4人が大声上げながら手を叩きながら近づいてもけっこうシカトされるんです(笑)

なのでみんな鞭をもったり、Y字型の石投げ用のパチンコ使ったり、石を投げたりしています。

最初に来た頃は、石を動物に投げるなんて、なんて野蛮なんだろう!とビックリしたんですが、「そうでもしないと牛は動かない」ことを体験してからは牛追いの時は必ず手に武器(笑)を持っています。

武器といっても、ホウキや木の棒などがほとんどなんですが^^;

牛はそんなことされて大丈夫なのか・・・と心配されるかもしれませんが、それが意外にタフなんですね~。

スゴイ子は、石をぶつけられて「イテッ」という仕草をした後、巨大なツノで「オラ!そこどけ!」と向かってきた事もあります。

あれは恐怖でした。はじめて「殺されるかも・・・」と身の危険を感じましたね(笑)

そんな感じで、ましてや背の低いコーギーが、まわりでチョコチョコ走ってうるさく吠えたところで牛はあまり動じないので、コーギーにとって唯一の武器が「噛み付く」だったんですね。

家族として過ごすには厄介な習性ですけど、

コーギーは仕事犬として「噛み付く」が求められていた時があったんだよ・・・

ということを頭の隅にでも置いておいてあげるといいかなぁ~と思います。

コーギーの飼いやすさは?

9120641363_ef3f217f49_kphoto byPRODaniel Stockman

以上のことを踏まえて飼いやすさというか、こんな人だったらコーギーとの暮らしを十分に満喫できるのではないかな・・・という点をあげてみます。

  • 他の人や犬とも仲良くできる

子犬期からの「社会化」やしつけが上手くいけば、コーギーはみんなのアイドルになれる素質をもっています。コーギーと一緒に、色んな人や犬とのコミュニケーションを楽しめるといいですね。

  • しつけを楽しんで教え込める

牧畜犬の時の名残である足に噛み付くのを防いだり、コーギーの頭のよさを生かすためにしつけをしっかりと、また楽しく教え込めると生活のメリハリも出ますし、コーギーとも心を深く通わせる事ができます。

しつけの際には、終始一貫した態度でいること。その時の気分によって態度を変えたり、家族それぞれが違う態度だったりしないように気をつけたいです。

  • お散歩+αの運動ができる

コーギーの体と心の健康のためにも、普通のお散歩以外に遊びを兼ねて運動を取り入れる事ができるととてもいいですね!運動不足になってしまうとストレスが溜まり無駄吠えやイタズラの原因にもなります。

これはコーギーに限った事ではなく犬でも人間でもそうですね。うち息子も、ストレスが溜まると家の中がひっくり返りそうなくらい暴れだしますから(笑)

さてさて、長くなってしまいました。そろそろまとめに入りましょう★

まとめ

コーギーは牧畜犬の習性を持っている・・・ということはよく知られていますが、

その性質をより深く理解するためには、コーギーという犬種が必要とされて繁殖された背景を知るといいですよ♪

そして、よくコーギーの紹介に書かれている特徴は、牧畜犬として必要不可欠なものでしたよ~

・・・という事をお話しました★

コーギー飼いに適しているのは

  • 他の犬や人とも仲良くできる
  • しつけを楽しんで教え込める
  • お散歩+αの運動ができる

こんな人だと、充実したコーギーライフを送ることができるとおもいます!

 

なんとなく、感覚的に牛追いをする牧畜犬について「こんな感じだったんだ~」ということが感じ取れましたでしょうか?

コーギーが生まれた背景を知ると更にコーギーの行動などに納得がいきますね^^

既に一緒に暮らしているコーギー飼いさんにも参考になれると嬉しいです♪

 

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