秋田犬は優しい?凶暴・・・?秋田犬の性格の歴史と飼育の注意点

秋田犬って温和で優しいよ!

いやいや、秋田犬は凶暴だから気をつけて!!

秋田犬を巡ってはさまざまな意見があります。

忠犬ハチ公の映画化によって日本を飛び越えて海外でも有名な秋田犬ですが、同じ日本犬の柴犬などに比べると、なぜか飼っている人が少ないイメージですよね。場所によっては秋田犬の飼育を規制している地域もあったり!?

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日本を代表する犬として有名なのにあまり見かけない秋田犬は、

どんな性格や特徴を持っているの?

また、「凶暴」という意見もあるけど本当はどうなの?

「?」が多い秋田犬ですが、その答えには秋田犬独特の歴史が影響していました。

photo by Toshihiro Gamo

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秋田犬は優しい?凶暴?

大きくてクマさんみたいだけど、意外におっとりしている風貌の秋田犬は実は「凶暴」ということでも有名。

某ペット保険会社の調べでは、噛み付きによる賠償はダントツだったりとか、日本だけでなく欧米でも注意が必要な特定犬種に指定されていたりとか、何かと危険視されてしまっていますね。

なぜ秋田犬はそんなに危険視されているのでしょうか・・・?

マタギ犬から闘犬という歴史

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秋田犬はもともと日本の東北地方で、クマやイノシシや鹿などの狩りのお供をしていた「マタギ犬」という中型の犬を先祖としています。

え~?それって柴犬の先祖と同じ?

と思ってしまいますが、ちょっと違うんですね。「マタギ犬」の後孫は「北海道犬」と「秋田犬」だけなんです。

11494491066_7f18ef9568_kphoto byToshihiro Gamo
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ソフトバンクのお父さんと、かの有名な忠犬ハチ公の先祖は同じなんですよ~★

写真は秋田犬と北海道犬ですが、なんとなく似ていますね!

北海道に渡った「マタギ犬」は、北海道犬になるまでにまた独特の歴史をたどるのですが、東北地方に残った「マタギ犬」は今の「秋田犬」になるまでに様々なことがありました。

闘犬

まず!秋田犬を語る上で外せないのが「闘犬」の歴史です・・・

東北地方で「秋田マタギ」として狩のお供に活躍していた秋田犬ですが、江戸時代頃から「闘犬」が流行りだしました。


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流行りだした・・・というか、

人々の闘争欲を沸き起こすために時の大名が「流行らせた」の方が正しいかな^^;

どちらにしても人為的なのには変わりありません。

「闘犬」は常に強さを求められて繁殖させますから、「マタギ犬」として活躍していた「秋田犬」ももちろん、色々な種類の犬と掛け合わされたんですね。

それは明治時代になっても続けられ、そのうちに海外からやってきた大型のマスティフやシェパードなどとも掛け合わされるようになりました。

こうやって秋田犬は大型化を遂げたんですね。それまでは中型よりちょっと大きめな感じだったのです。

闘犬禁止、秋田犬の再現と保護

その後、秋田で闘犬が禁止されたのですが、それまでにみんなが「強さ」を求めるあまりほとんど雑種になってしまって、純粋な秋田犬がいなくなってしまいました。

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それに危機を感じた人々や、日本の元来の生き物を保存する法律の制定などにより、秋田犬本来の姿を取り戻す取り組みが行われるようになります!

その後も戦争や病気の流行などで絶滅の危機はありましたが、多くの人の努力で乗り越え、現在の秋田犬がいます。

闘犬と凶暴性

もともとマタギ犬は、クマやイノシシや鹿などけっこう大型の動物を狩るのに活躍していました。

・・・ということは、もともと強いものに立ち向かう勇気と精神力があったわけですね。

そこに、闘犬で勝ち抜いていくために大型化し、更なる強さや攻撃性もプラスされたのですから、血の気が多い子ももちろん多かったと思います。

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現在では多くの闘犬種をそうしてきたように、秋田犬も闘犬時代の攻撃性・凶暴性をなくし、家庭犬にふさわしい犬にしようと努力されているブリーダーさんもいらっしゃいます。

が、逆にマタギ犬や闘犬として備わっていた気性の荒さを維持しようとして、繁殖されているブリーダーさんもいらっしゃいます。

そして犬の性格形成は、飼い主のしつけ方や飼育環境も影響します。

闘犬のような凶暴性が好きであえてそのようにしつける飼い主もいますし、秋田犬の性質を良く知らないで、適切な飼育ができずに問題行動を起こさせてしまっている飼い主もいます。

つまり秋田犬は凶暴だ・・・!と言われる理由には、

  • 秋田犬がたどってきたマタギ犬、闘犬という歴史、
  • 家庭犬にふさわしい犬にしようとするブリーダーさんや、逆に気性の荒さを維持しようとするブリーダーさんもいること
  • 飼い主の適正やモラル

こういった事が全てかかわって来ていたんですね~。

でも優しいんですよ?

秋田犬の飼い主に対する一途な愛情は、忠犬ハチ公のお話からみてもわかると思いますが、秋田犬は本当に全神経の愛情を家族に注ぐんです。

子供を優しく見守ったり、おじいちゃんおばあちゃんに寄り添ったり・・・

飼い主との関係があまりにも深すぎて、亡くなってしまった後のペットロスがもの凄いくらい秋田犬は家族の重要なポジションにもなります。

某番組でも紹介されていましたね。秋田犬の素晴らしさに海外でもハマッてしまう人が続出しています。

飼うときの注意点

でも、適切に大型犬の秋田犬を飼うにはやはりちゃんとした条件があります。

  • 大型犬である秋田犬をコントロールできること

万が一、秋田犬が手がつけられなくなってしまった場合、秋田犬を制御してコントロールできるだけの支配力と力を持ち合わせている必要はあります。

お散歩のときなど秋田犬を制御できずに引っ張りまわされていたりすると、そのうち思わぬ事故がおきる可能性があるので注意ですね。

  • しつけは確実に行う

ここで気をつけたいのは、しつけを通して飼い主が上、秋田犬が下・・・という構造をしっかりと作るということです。

秋田犬は頭が良く一度ボスと認めた人には従いますが、それ以外にはなかなか従いません。

巷ではドッグトレーナーに任せるのも手だと言われますが、秋田犬がトレーナーに懐いてしまうと、今度は飼い主の言う事を聞かなくなってしまったり、その逆もあったり、またはトレーナーに攻撃的になったり・・・と、トレーナー泣かせでもあったりします。

そういうこともあって、秋田犬のトレーニングを拒否するトレーナーさんもいたりするのです。

秋田犬を受け入れてくれるトレーナーさんもいますが、見つからない場合はトレーナーの力を借りずに自力で秋田犬をしっかりしつける事ができるとベターですね。

  • 散歩はたっぷりと

元は狩猟犬でしたし体力がある大型犬ですから、運動はたっぷりとしてあげたいです。

運動不足になるとストレスが溜まり、問題行動に発展してしまう事も大いにありえます。大型犬の問題行動は、最悪相手を死に至らしめてしまう可能性があるということも記憶しておきましょう。

まとめ

では、まとめていきましょう。

  • 秋田犬は凶暴!と言われていますが、その背景に「闘犬」として繁殖された歴史がありました。

でも、主人にとても忠実で、秋田犬が家族に向ける優しさや愛情はとても深く、その良さを知ってしまうと「他の犬は飼えない!」といわれるほどです。

しかし、秋田犬を飼うのは簡単ではありません。その性質を良く知って、最低でも次の注意点は満たしておきたいです。

  • 大型犬である秋田犬をコントロールできること
  • しつけは確実に行う
  • 散歩はたっぷりと

・・・ということをお伝えしました。

実はこのブラジルのド田舎にも秋田犬を飼っている人がいるんですよ!知り合いで!それをこの前知ったんですけど、なんと秋田犬同士を交配させて秋田犬ベビーも誕生しているとのこと・・・

ブラジルは番犬必須なんで、秋田犬みたいな魅力的で頼もしい番犬は本当に欲しいです。

でもしばらくは無理だな~(汗)
秋田犬を食わせていけるだけの経済力と
たっぷりと散歩の時間がとれる余裕と
しつけができる時間の捻出~^^;
しつけは多分私しか仕込めないから、最低でも子供たちがもっと大きくなって手がかからなくなるまでは無理だな~。。。

小型中型くらいなら今でも飼えるんですけどね(実際飼ってるし)
大型となると、秋田犬に時間をかけれるだけの余裕とある程度の覚悟が必要ですね・・・